2006年02月17日

「気」を感じる

このところの株価低迷はどうも不自然。
素直じゃない。
企業の好業績、NY市場の新高値、GDP年率成長5.5%、と相場にとっては
この上ない好環境のようにも見受けられるのだが・・・。

ライブドアショックがまだ残っているのだろうか?
政情不安が見えてきたからなのか?

まあ、去年の後半の上昇機運からしたら一旦エネルギーを蓄積した方が
いいのかもしれない。と、判ったようなことを考えてしまう。

以前ならギャン理論に倣い(?)チャート分析予想に鼻息が荒い所なの
だが・・・。

だれから言っていたが、株価は「美人投票」とのこと。
皆がブスに見えてきたということなのかもしれない。
今の僕にはそのほうがとっつきやすい。

心頭滅却して「気」を感じる・・・と言ってみたかった。
posted by らまんちゃん at 17:59| 大阪 ????| Comment(2) | TrackBack(0) |

MY ARCHITECT

渋谷でナサニエル・カーン監督の「MY ARCHITECT」を上映しているそうだ。
大阪では上映予定はないようで、まことに残念!
東京在住の友人に感想をお願いたら、チケット予約完売とのことで、DVDの
発売を待つしかない。

ルイス・カーンはアメリカの建築家で、近年では最も人気のある建築家だ。
僕も学生時代に傾倒し、影響をかなり受け、彼の作品集はボロボロになるまで見、
トレースした。今もブルータスとかで特集を組まれているくらいだから、現在の
若者の心にも響く建築家なのだろう。
極度の近眼で晩年は殆ど盲目に近かったと聞いている。
それまで何をしていたのかとインタビューに「考えていた」と答えたそうだが
「光と影」をテーマとして常に掲げていることを想うと、弱視は彼の作品を
さらに研ぎ澄ましたのかもしれない。
1974年にダッカの国会議事堂の現場からの帰りにフィラデルフィア駅のトイレの
中で死亡し、発見時の風貌が余りにもみすぼらしいので浮浪者扱いとして安置所
に放置されていたようだ。関係者がカーンの行方不明で大騒ぎして探し回り、
ようやく死亡が判明し世界中が大騒ぎになった。
ある意味で、現役の建築家として終えたように思う。

しかし、最近知ったのだが、この映画の監督はカーンの2番目の愛人との間に
できた息子だそうだ。1番目の愛人との間にも子供がいるとのことで驚いた。
彼は敬虔なユダヤ教の信者と聞いているし、彼の建築のストイックな風情と
あまりにも乖離した人間味溢れる所は違和感が大きい。
というか、晩年の精力的な仕事振りからしても精力が溢れていたという所なの
かもしれない。フランク・ロイド・ライトは施主の奥さんと駆け落ちをして
建築界から干され、シカゴの建売住宅を多作し、日本に流れて帝国ホテルを設計
したというし・・・・見習うべきなのか・・・・。

映画は、カーンを知る建築家や知人にインタビューし、父親の建築を見て回ることに
よって、新しい父親像を発見するという物語とのことである。
2人の愛人へのインタビューや、腹違いの子供たち3人がカーンが設計した
有名な小住宅フィッシャー邸で話し合うシーンもあるとのこと。
その他、遺作であるバングラデシュ国会議事堂での映像もあるということなので
非常に興味深い。

カーンの命日は3月14日である。続きを読む
posted by らまんちゃん at 17:26| 大阪 ????| Comment(1) | TrackBack(0) |

2006年02月16日

失礼な!(補足)

かなり頭に来ていたので、先ほどの「失礼な!」は相当に乱れた文章だった。

補足的に再度。

元建築主の不動産屋のお願い電話がしつこいので、構造設計監理体制に
係わったもののプロフィールをFaxした。

僕の怒りは、一般的に理解できないものかもしれない。

構造担当者は、現在、構造偽造対策に導入検討されている「構造士」の資格を
有している。現場では当社と構造士の2人三脚で全ての鉄筋、型枠、コンクリート
をチェックし、問題があれば、コンクリート打設を延期してもらっても手直しを
徹底して来た。工期が厳しい中でのその際の現場との軋轢は相当にあった。
その際に建築主の言動に抱いた不信感はやりようのないものがあった。
そのような建築主の立場では監理者として責任を果たせないので辞任したい
旨を何度も申し出た。返答はお金を扱う業界の慣わしと思える信じられない
ものだった。(思い出しても頭が沸騰する)
そんな中で忸怩たる思いで完了した建物である。

庶民が家を持ちたいという欲求に対して、不動産屋が金融と一体になって
「開発」というビジネスとしてしか、ほぼ所有できないのが世の中だ。
親からの遺産としての土地を譲り受けれる人は、殆ど限られている。
庶民が購入できる土地は非常に限られ、建築条件に縛られ、住宅に対して自らの
想いが遂げられないのである。
その結果、庶民は欠陥だらけの建売住宅や張りぼてマンションしか所有できない
のが日本の状況だ。しかもローンが終わったら資産価値はゼロ以下。

不動産屋と金融が手を組み、政府が後押しした結果が今回のマンション偽造事件
の本質だ。もう退出していただくしかない。

P.S.
Faxを送ったことに対して「着いた」とも、「ありがとう」の連絡もない。
まあ、期待もしなかったが、その程度の輩ということなのだ。
もう、付き合わん!
posted by らまんちゃん at 16:02| 大阪 ????| Comment(0) | TrackBack(0) |

失礼な!

先週から風邪で体調が悪い。

10年前に設計した分譲マンションの管理会社なる所から電話があり
マンションの構造が安全であるという確約書を出して欲しいという。

ご時世柄、判らぬでもない要望だが、当社としたら建築主の疑問は答える
義務はあるが、管理会社が建築主ではないので拒否する。

住民としたら心配なのは判るが、なぜ管理会社が当社に要望してくるのか?
自己の資産の安全性を問うのなら、直接当社に連絡するのが「筋」だと思う。
それを、腰巾着の管理会社を使い高圧的に要求させるという、厚顔さに
頭にくる。

その後、建築主である不動産会社から連絡があり、構造関係者のプロフィールを
Faxして欲しいとの電話。
その会社には当社としたら苦言は山ほどある。
腹に据えかねていたので、「失礼な!」と一蹴する。

判りにくいかもしれないのが、
この怒りは、設計者の「プライド」に対する憚り無く厚顔に要望してくる
人間たちへの怒りである。
マンションというものは、不動産業界の特有の厚顔さが浮き彫りに建物だ。
設計者と建築主が直接繋がらない、業界の中間マージンを生み出すための
建築ビジネスなのだろう。安全性や快適性を書類一枚だけで保障する何とも
あやふやなビジネスなのだ。基準が変れば安全も一変する。

今回、各地で同様なことが起こっているのだろう。
設計者は皆、「失礼な!」との想いで不満が蔓延しているように思う。
posted by らまんちゃん at 12:03| 大阪 ????| Comment(0) | TrackBack(0) |

2006年02月08日

日本という文化

本来、日本文化のもつ調子の良さは科学的なことでは
話の辻褄が合わないのは誰もが承知していることである。

僕は神道に帰依してはいないが
正月はお宮参りし、賽銭を投げ込んでお願いもする。
仕事柄では地鎮祭がつきもので、本来あっても無くても
いいものなんだけど、あると、やはりケジメがつく。
敷地の一部を依代で囲い、特別な空間と皆が認識し
いい大人が、榊を神棚に祭るときは手も震えている。
まさしく神事が執り行われているのである。

佐渡裕が面白いことを言っていた。
彼がバーンスタインの元で学んでいるとき、他の優秀な弟子たち
の前で、バーンスタインは彼に手のひらをかざせと言う。、
バーンスタインも手のひらをかざし、お互いの手のひらが
極限まで近づく意識で手の平をひたすらゆっくりと移動しろと
命じたそうである。
互いの手の平が徐々に近づくにつれ、手のひらが熱くなって来た
そうで、周囲のものもその所作に徐々に緊張感を感じ出したそう
である。その後、そんな緊張感を表現できるのは日本人だけだと
バーンスタインは言ったそうである。
佐渡裕はそのとき慧眼したそうだ。

日本文化はまさしくそこにあるように思う。
関係性そのものの中に特別な意味をもたせ、その関係性の中で
生きるのがわが国の文化である。
子供が砂浜に一本の線を引き、線のこちら側を此岸、向こう側が
彼岸と認識するように生きてきたのである。
向こう側は神の世界なのである。

そこに科学的な根拠を求めて否定や肯定する野暮な議論はしない。

天皇に代表される文化は日本の固有の文化だと思う。
染色体がどうたらこうたらとか
男子一系の・・・とか
非常に下品な話が喧しい。
小泉氏にあって皇室典範の法案を取り下げるという。
今回の懐妊騒動では男子が出産するのが既定のことのような
雰囲気だ。本来、彼岸の話を政治家という最も下卑た人間が
行うことではない。

靖国問題にしても、そこに故意に政治性を帯びさせる両国の
国家の為政者のための議論にしか過ぎない。

線を一本引きさえすればいいのである。
posted by らまんちゃん at 19:21| 大阪 ????| Comment(1) | TrackBack(0) |

2006年02月07日

久々の現場

現場監督に何とか現場に来て欲しいと懇願され、現場に久しぶりに行ってきた。
場所は茨木の辺鄙な場所で、ものは工場で完成間近である。
設計は去年の夏で、僕にとっては久しぶりに手の平にのったもの
なので思い入れも大きい。

この仕事は結構良いパターンの仕事だった。
当初、何処にでもある工場の計画案で、打ち合わせを淡々としていたが
オフィス部分の打ち合わせ時に建築主が見せてくれた、ある雑誌の
写真で啓示を受け、計画案を考え直させてくれとお願いした。
僕の中で、今回の工場計画の像がくっきりと見えた瞬間だった。

建築主は2代目で年齢は40歳半ば、工場に対する希望は面積を確保すること
福利施設を今より良くすること。イメージカラーとしてブルーを使いたいという
ことだった。
当初、簡単な案を作成し、それもとに予算をはじき、了承され、その下敷きの
上で実施案の打ち合わせを重ねて行った。
建築主からは特に不満もなかった。
しかし、打ち合わせの時に訪れる事務所にはハーレーが置いてあって
いつも奇異に感じていた。
ハーレーと今回の工場計画が僕の中でしっくりと重ならないのだ。
そうなると、設計の判断力が一気に落ちるという悪い癖がでてくる。
未だに学生気分の抜けない設計スタイルのままこの歳になってしまった。

一枚の写真はあるスタジオの写真だった。
殺風景な中に黄色に塗った壁が印象的だった。
ブルーとイエローの取り合わせを思い浮かべ一気に像が重なった。

打ち合わせの帰りの車の中で仕事を紹介してくれた友人に
「やっと、手のひらに載ったわ!」と言ったのを覚えている。
1週間後に見せた案は今までとはガラリと変った案で皆はポカーン。
オフィスの中央に大きなテラスを設け、執務空間と福利部分を分離し
テラスに面してブルーとイエローの2枚の壁にはさまれたミーティング
スペースを設けた案だ。イメージカラーのブルーは紺色の十字架に挟まれた
サッシで構成した。コストアップした分は工場部分のサッシを消防法の
限界まで縮小してまかなった。

現場監督は原色を塗るということをあまり経験していないようで
本当に塗っていいのか不安げだった。紺、黄のほかにエントランスには
赤い壁もあるので、塗装前に確認をしたいようだった。
現場には建築主も来ていて、一緒に再度確認しながら、当初通りの色を
塗ることにした。

もうすぐ完成だ!楽しみ!
posted by らまんちゃん at 18:57| 大阪 ????| Comment(0) | TrackBack(0) |

終わった!

懸案の業務は何とか完了。
完了と言うより、無理やり終わったことにした。
と言ったほうがいいかもしれない。
今回も二日間の完全徹夜だった。

焦ったのは、メモリー不足に怯えながら20MBもの膨大な
エクセルシートを展開してしまっていたことだ。
作業中何度もハングしていたことと、リンク、マクロ、関数とかを
使っているので、納品時に変なことにならないかと凄く心配だった。
特に途中で座標系が乱れているような不安を覚えたので、何とか
結果だけをデータで納品したかった。
本屋にエクセル関係の図書を探しても、良い納品方法が見つからない。
困り果てて、元当社のスタッフに相談したら、ネットで調べ巻くって
くれて、わずか数行のVBAのマクロで解決することがわかった。
恐々走らせると数分後に完全なデータに変換されていた。
不要なデータを消去して10M程度のファイルに縮小できた。

本来、この膨大なエクセルシートは要求事項ではなく僕が将来の為に
高邁なことを考えてしまったことから始まった。
お陰で、予定時期に間に合わないという失態をしてしまった。
下手な考え・・・である。

納品は便利になったもので、ファイル宅配便なるものがあって
先方に出向く必要もなく、送信。
担当者が出社するまで仮眠した。

担当者に電話で起こされ、これから申請書を作りますとのこと。
ゆっくりと休んでくださいとのありがたい言葉。
心配だから事務所の寝袋に潜りこむ。
夕方、担当者から無事に発送できましたとのメールが届いていた。
彼は数千枚のプリントアウトをしたそうである。
・・・申請書何部作ったんやろ?
posted by らまんちゃん at 01:48| 大阪 ????| Comment(0) | TrackBack(0) |

2006年02月02日

疲れた!

先々週の末から事務所に缶詰状態だった。
睡眠時間が毎日30分〜2時間程度という異常な状態だった。
こんなことは卒業設計以来経験がなく、人間て異常にしぶといもの
だなと我ながら感心してしまう。

何をしていたのかは依頼先と秘密保持契約を交わしているので
ここでは書けないが、明日が期限というものだ。
結果は予定をこなせず、延長をお願いした。

最悪のパターンは最後まで頑張ってしまったことだ。
これはお互い非常にマズイ。
結果オーライなら良かったのだが・・・。
結果が出せなかったのだから、社会人としては落第だ。

依頼者が何とか役所みたいな機関に交渉してくれて1週間延長と
なったと、先ほどメールが来た。
今日は休息日にしてくださいとのコメントはあるものの信用を
回復するのはかなり努力が必要だろう。

振り返ってみて、仕事の進め方としての反省は・・・
エンディングがイメージできないまま頑張ってしまったことだろう。
暗中模索の進め方は疲れる。
何事も仕事のスタート時点で終わりをイメージできれば80%は
できたと思っていいと思う。人材を適切に配置して責任を分担して
ことを進めていけるから厳しい仕事でも皆が負担を感じないで緊張を
保ちながら仕事ができる。

お陰で世間で何が起こっているのか殆ど解らない。

体重が5kg減った。

もう1週間頑張るか!!
posted by らまんちゃん at 02:20| 大阪 ????| Comment(2) | TrackBack(0) |