2006年08月28日

大きなタンコブと偶然

先週の土曜日、仕事を終え、帰宅途中に自転車で転倒した。
通勤はいつも自転車で行っているのだが、帰宅時は道が下り坂なので非常に楽チンだが、スピードが結構でるので注意している。前に3人の人影が見えたので避けたら、道の真中にポールが立っているのを見失っていて激突!転倒だ。腕をしこたま打った。前から来た3人連れは転倒した僕の横を声も掛けずに素通り!まあ、自己責任だからと思って、立ち上がろうと思ったが立ち上がれない。「また、骨折か!」と思った。転倒したのが道の真中なので、近くに見えたビルの階段にでも座って様子をみようと思い移動しようとしたが、目の前が真っ白で崩れるように倒れてしまった。呼吸を整えていると、若い女性が「大丈夫ですか?」と声を掛けてくれた。「頭が凄く腫れていますよ!」と女性が言うので、頭を打ったことがようやく判った。「救急車呼びましょうか?」と言うので、「暫く休んだら大丈夫と思います。ありがとう」と答えた。「じゃあ、お家まで一緒に送ります。お家は何処ですか?」と聞くので住所を言った。
「私の家の近所なのでお送りします」
「いや、休んだら大丈夫と思います。ほんとうにありがとう」
「ご家族に連絡しますので電話番号を教えてください」
「それじゃ、お願いします」と携帯で連絡をとると彼女が状況を家族に伝えてくれた。迎えにくるとだった。
「ほんとうに、ありがとう、僕は大丈夫ですので、もう遅いし帰ってください」というものの「頭を打っているし、人通りの少ない場所なので、ご家族が来るまで一緒にいてます」とやさしいことを言ってくれる。その後、地下鉄から水を汲んできてくれて傷口を洗ったりしてくれた。
だいぶ回復してきたので、色々と話しているうちに、そのやさしいお嬢さんは、
なんと!娘と中学の同級生であることが判った!なんという偶然なのか・・・。

その後、家族が来て、脳神経の関係の救急病院を調べてもらって、駆けつけた。CTスキャンとかとって、打撲だけであることがわかって安心。CT画像を見ると、太陽の周りの大きなフレアーのようなタンコブが異常に見えた。打った場所が脳への動脈が通っているところのようで、一気に出血して大きなタンコブが出来たようだ。現在、直径5cm高さ2cmほどのコブ付である。

しかし、あの通り過ぎた3人組と、偶然に遭遇した娘の同級生。大阪の都心で、何か不思議なものを感じた。
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2006年08月25日

契約合意

某住宅の契約合意になった。
初旬に見積書が届き、その後、ネゴ交渉、予算を少し増額してもらい合意に至った。

以下、経緯を纏める

2006年1月末
 不動産の購入の相談を受ける。会社のゲストハウスとして利用したいとのこと。場所は関西では超一級の高級住宅街。登記簿によると敷地面積は約600u。東側道路に面した細長い敷地。南側は隣地。奥の西側に雑木の小山が隣接している。北側は私道として約60uが取られており、一部北側の隣接地が接している。既存建物は全体で床面積100坪弱。増築を繰り返したようで、道路際に約30坪のRC造2階建て住宅と地下のガレージ。中央に約30坪の平屋、奥に約20坪の2階建ての木造。値段を聞いて安さにビックリ!と言っても、僕にはとても・・・現地を確認し、どのように改修していくか相談することにする。

2月初旬
 現地確認。道路際のRC造の建物があまりにもみすぼらしい。建築主も同じ考えで、解体して夢のある建物を建て、中央、奥の木造部分は改修したらどうかという構想を相談する。予算は場所柄からして、新たな建物は坪100万円以上、改修部分はその半分くらいの予算を用意して欲しいとお願いする。構造は一任するとのこと。

2月中旬
 購入契約立会。直ちに設計監理契約し、設計をスタートすることにする。
ニーズとしては、新しい建物は眺めのいい場所なので、内輪でパーティの出来るLDKと屋上、それに2寝室程度の個室とトイレ。改修部は続きの座敷の半分を撤去し、隣接する居間と合体し、大きな板間の広間を設け多人数が食事の出来るスペースとする。そこに大きな掘りごたつ2面。座敷は改修し、現状の8帖を10帖にする。奥の2階建て部分は2階にワンルームの畳敷きの寝室、下階は3人程度が入れる浴室、洗面所、トイレ、納戸。現状の大きな玄関は気に入っているので残して欲しい。また、解体後に敷地を整備して車をもう一台駐車できるスペースが欲しいとのこと。

3月初旬
 既存建物を詳細に調査。一日目はあいにく雨。雨漏りが酷い。木造部分の瓦は葺き替えしなければならないだろう。床板を剥いで基礎を確認したり、小屋裏を這いずり廻り構造のチェック。平屋部分は一級の和風住宅だ。RC部分は国土ピーコンのPC版でちゃっちいし、空間が細かくて折角の眺めも考慮されていない建物。なんで、こんな建物を皆が建てるのか不思議だ。地下ガレージは現場製作のボックスカルバート。2台分のスペースがあり、壊すのは勿体無い。二日目はどピーカン!敷地のレベル測量が大変!外壁廻りを確認。その後、少し離れた道路から全体を小1時間眺める。地下ガレージはエントランスにして、全体の顔を作ろうと思う。

3月末
 第1回プレゼンテーション。平面図と模型により説明。
 地下ガレージはエントランスとして利用し、屋根のコンクリートを一部撤去し自然光を取り入れ庭と一体化する案にいたく感激される。基本的に了承される。予算書を同時に提出するが、概算すると約8千万円。5千万円くらいに絞って欲しいとのこと。若干の変更の要望。

4月末
 第2回打合せ。基本設計完了。
 建替え部分はコスト軽減のためにRC造から鉄骨造にし構造コストを押さえた。その他、既存の庭の再利用やオーダーキッチン等でコストダウンを計ることにし、予算は5500万円でお願いし、了承される。建替え部分のトイレは瞑想ができるようにベンチを設置して欲しいとの要望や、座敷前に大きなデッキの要望が出る。また、浴室にはバスコートを設け、裏の小山を借景することにする。ただ、3人が入れる大きな浴槽が寮とかで使う貧相なものしかみつからないことを伝える。それでも良いとのことだが・・・・。

6月初旬
 役所への申請及び届け出を開始。各行政機関に数回行く。

6月末
 実施設計完了
 楽しみは、既存部分の壁に漆喰塗料を塗ることだ。今までは左官屋さんがコテで塗りつけるものだが、塗り厚大きくなって乾燥するときにどうしても収縮クラックが生じてしまう。それで補強材として樹脂材を一緒に混ぜたりしていたのだが、今回は塗装屋さんで施工可能な薄塗りの製品が開発された。そのことにより価格が半分以下になって、少し高めのビニールクロス程度。メーカーは大昔の酒屋さんで工事地と近接しているのでバックアップを入念にしてくれるとのこと。サンプルを貰って、一部に僕が塗ってみたが施工性もよく臭いも無いので充分使えそうだ。環境臭は充分に取ってくれると思う。現場で大量購入してもらった価格で一部を分けてもらって我が家のクロス壁に塗ってみるつもりだ。

7月初旬
・工務店4社に見積依頼。
 図面及び見積要綱を当社HPにてPDF図面で配布する。昔は各社に時間指定して別々来てもらっていたので一日係りだったのだがインターネットの普及により、その手間が省ける。しかも図面を焼いておく手間もコストも省けるのである。インターネットさん有難う!である。

・各社の現地確認に立会。
 各社時間指定して別々に現地に来てもらった。(一応、談合防止のため)
 当社の調査の時に床板を剥いでそのままにしていたために、ある業者さんが改修部分をビデオ撮影していて、床の一部が無いのに気づかず誤まって床下に落下!まあ、擦り傷程度で済んだ模様で安心。工事現場で一番多いちょっとした高さによる落下事故だ。これで結構大きな事故になったりする。

・各社の見積上の質疑をメールにて受け付け回答s、全社に同じ条件にするために質疑回答書をHP上に公表する。

7月中旬
 風致許可申請下りる。敷地の40%を緑地としなくてはならない。

7月末
 確認申請完了
 姉歯事件の影響で、通常の倍くらいの時間がかかる。単に時間をかけていただけのようにも思う。

8月初旬
・教育委員会文化財課の現地調査立会い
 庭石の一部が大阪城築城時に掘り出された石としての形跡があるとのこと。文化財としての価値は低いようだが、出来るだけ庭石として再利用して欲しいとの要望。また、移動する場合は連絡して欲しいとのこと。石の裏面を見たいそうだ。当時の担当していた藩の刻印があったら、かなりの文化財級とのこと。

・各社見積が出揃う。見積書のチェック。
 やはり、予算オーバーだ!しかし、心配するほどでも無さそう。と言っても2割程度の減額をしなくてはならない。建築主に見積状況を説明し、予算を200万円アップしてもらう。

8月中旬〜
 最低見積業者とネゴ交渉。見積り額は6300万円。
  内訳は 解体工事  400万円
      建築工事 4100万円
      設備工事  820万円
      外構工事  680万円
      諸経費   300万円
 その他、家具製作は掘座卓製作、キッチン製作に300万円強。
 予算は5700万円。

ネゴ交渉ネタ
・家具は減額しない旨伝える。
・設計変更を提示し、当方の予算への熱意を伝える。
1.階段を鉄骨から木造に変更 20万円減額
2.自然石積を石貼りに変更 100万円減額
3.樋の材料をステンレスから塩ビ材に変更 20万円減額
4.外壁の一部を仕様変更 50万円減額
5.屋上や階段の手摺のガラスを格子形状にする 35万円減額
6.ひのき浴槽をFRPのオーダー製作とする 85万円減額
7.デッキの床材をジャラ材からレッドシダーに変更 20万円減額
8.貯水タンク中止 30万円減額
  危機管理の上で必要と主張していたものだが、またも断念。
  また、金額的に見て見積書には圧送ポンプを計上していないと思われる。業者さんはホッとしただろう。
9.日除けテント中止 35万円減額
  もともと、5.4mのはめ殺し窓を予定していたので直射日光は堪らないと思い設けたもの。電動作動し、また強風時に閉鎖するように風圧センサーがついていたりして高価な為に断念。ただ、実施設計では巨大な引き違い戸として設計しているので、テントと天秤にかけたら、窓は開く方が良いと判断した。しかも、この業者はサッシが安い!メリットは享受しよう!
10.地下ガレージ取り合いの構造を工夫する
11.バスコート塀FRPグレーチングをガラス張りとする
12.TVアンテナを中止し、ケーブルTVとする
  
 全部で約400万円分強の設計変更。それに経費分を加算してネゴ交渉のネタとする。
  
その他、増額対象工事として
1.既存玄関に4枚のふすま設置
2.障子の桟構成の意匠を変更する
3.座敷〜広間に竪繁格子戸を4枚設ける

 以上を踏まえて、各工事の予算を10%弱切り詰めるように、下請け業者と交渉するように指示し、予算に合えば契約する旨を伝え、その後、内合意してもらう。また、完工保証案を提示するように伝える。

本日
 建築主に変更案の了承を受け、契約合意となる。
 完工保証は銀行による金銭保証書を契約書に添付してもらうことにする。
 9月6日に工事請負契約予定
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2006年08月24日

スタンダード

昨日、今日と爽やかな気候だ。
一昨日のドカ雨が夏と秋との境目だったのかもしれない。

ウィンドウズのアップデートをしようと思っったら98とMeはアップデートサービスを終了したとのメッセージが返ってきた。OSの入れ替えをいよいよ迫られてきたようだ。困るのは仕事で使っているCADを新しいOSに対応させなくてはならないことだ。当社が使っているCADは何と!MS-DOS版なのだ!この業界で一番使用されているものでウィンドウズ版も出ている。しかも、フリーソフトなのだ!
ウインドウズ版に移行すればいいのだが、使い勝手が違うのでプリントアウト等でしか使用していない。同じ作者なのでデータや作業性は継承されてはいるのだが・・・・。当社から製図版が消えた日から使い慣れた道具はなかなか手放せない。

マイクロソフトがOSで世界制覇して、パソコンといえばウインドウズがスタンダードとなった。世界最強のイージス艦の制御から身近な製品までOSはウインドウズと切り離せないものとなった。基準がグローバルスタンダードとなり我々に与えるメリットは大きい。いわば世界が同じ言語でパソコンと会話をしているということなのだ。しかし、そのスタンダードの基準が変わってしまうと、一気にパソコンはゴミと化してしまうのだ。マイクロソフトがMS-DOSを見放した途端に業務の手足となってくれていたパソコンと会話ができなくなってしまう。一私企業の決定によって世界の動向は左右される時代になったということなのだろう。世界から見放された気分だ。資本主義社会の成長とはこういうことなのだろう・・・。

大手住宅メーカー3社が住宅設備の共同購入化に同意したようだ。
日本の住宅設備のスタンダード化が進んでいくと思われる。まず、価格競争が起こり、多くの住宅設備メーカーは振り落とされるか、傘下に入ることになると思う。その後、スタンダード化によりウインドウズと同様に消費者は生活そのものが左右されていくのである。消費者はこれから何を選択していくか・・・。リナックスのような住宅設備ができないものか・・・。
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2006年08月10日

久々の計画案

研修生のいるうちに模型を作ってもらった。




この住宅はお爺さんとネコ一匹のための住宅。
2階が辛いとのことで平屋だ。
市内で勿体無い話だが・・・。
当社としたら下階に賃貸マンションでも建ててもらって、最上階に住んでいただいたら有り難いのだが・・・。ネコを思うとそうもいかないようだ。ネコ冥利につきる飼い主だ。来年の今頃に竣工予定。
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2006年08月05日

少しホッ!

この暫くの間、気分が重かったのが少し軽くなった。
某住宅の見積を数社にお願いしていたのが、ようやく届いた。
予算オーバーはいつものことなのだが、どのくらい予算と乖離してでてくるかが凄く心配だった。
結果は一社がまあまあの線で出してくれたので、少しホッとした。
キッチンや家具がオーダーなので、全額はまだ出ていないのでネゴ交渉をどれくらいの範囲でするかはそれ次第のところがあるが、最近の経験からすると先が見えた交渉のような気がしている。
建築主に当初提示した予算より全社が下回っているので、抑え目の設計がすこしは効いたのかもしれない。これから、各社の見積に目を通し、漏れがないかのチェックだ。漏れがあれば指摘し、金額変更をするのかを迫り、各社の最終金額を決定し、その上で、弱い所をついてネゴ交渉する。既製品はメーカーを変えるだけで半額くらいになる場合もある。決算間近になるとそれが顕著に表れる。車を買うのと同じ論理だ。

第1回見積は酷いときは予算の倍の見積書がでてきたりする。そんな時は大変だ。約30年、この仕事をしているのに情けない話だが、稀にある。明らかに設計の組み立てが間違っている場合もあるからだ。しかし、建築工事費ほどわからないものはない。数社の見積が大きく乖離するときはざらにある。倍の開きは日常茶半にある。業界内で話題になっている話で、H百貨店では900億〜450億とのことだ。しかし、いくら看板代とはいえここまで赤字受注するとは・・・足場から入ったと言われている宝石店に入った泥棒は・・・貧乏に慣らされたら変な想像をしてしまう。しかし、そんな中でコストの感覚がおかしくなってくる。次はそうとは限らないからだ。受注したゼネコンの他の建築主はどう思っているのだろう?

話が脇道にそれてしまった。
設計は基本的に予算を頭に置きながらするのだが、機械的にしていないので、どうしても予算から頭が飛んでしまう。後で痛い目に遭うのが判っていながら、冷静に仕事をこなすことができない。建築主の望んでいることはメーカーの建てるような建物を望んでいるのかもしれない。それを冷静にこなせるのなら楽な仕事なのだが・・。しかし、それを辞めてしまったら当社の存在意義がなくなってしまうように思っている。価値は無二のものだと思うからだ。申し訳ないが、第1回の見積書を見て、建築主はいつも大慌てする。大概は不信感を抱いてしまうようだ。しかし、そこからが、無二のものを生み出すスタートのように思っている。何が必要で何が要らないことかをシビアーに見つめられるからだ。そこから思わぬものも生まれたりもする。そんな混沌の中から一つのものに統合する瞬間の醍醐味は何ともいえない喜びを感じる。それがデザインだと思う。
しかし、苦労が多いほど、契約時の感激は大きい。そこから施工との戦いという苦労が始まるのだが・・・。

こんなやり方は、忙しい時代にはもうそぐわないかもしれない・・・。
posted by らまんちゃん at 18:27| 大阪 ????| Comment(0) | TrackBack(0) |

2006年08月01日

ミッケ!

変なものを見つけた。

ボーイズライフには欠かせない、おなじみヴィクトリノックスのナイフである。しかし、このナイフ何処か変!何とUSBメモリー付なのである!
どんな用途に使うのか・・・・。想像してしまう・・・・。
しかし、欲しい!


posted by らまんちゃん at 18:18| 大阪 ????| Comment(0) | TrackBack(0) |