2007年12月07日

ドキドキ報告業務

夏からズーっと重しのように感じていたあるビルの役所への定期報告を終えた。
今回は建築設備。僕は設備は専門外なのでよくわからない。
依頼主は工事をした建築会社とはどうも上手く いってない様で、何とかして欲しいと頼まれた。

役所の定期報告説明会に参加すると、現在建築物で様々な問題が発生しており、今までの
ように適当な報告では検査内容について検査表と共に最報告を求めると鼻息が荒い。
検査指針は数百ページもあるマニュアルや数冊の関連書籍。
書籍を購入するだけでも、一般の本屋さんに置いてないものばかりで、天下り団体に
購入依頼書を出し専門書を手に入れなければならない。しかも高額だ!

報告すべきことは僕にとっては今まで扱ったことがない設備がズラーっとあるので
どこから手をつけていいのかまったく解らない。
知り合いの設備設計の事務所に話を振ろうとしたが、良い返事がない。
まず、ビル管理をしている会社に来てもらって、現状をヒアリング。
消防用設備、空気環境測定、受水槽点検清掃、水質検査等々、ビル管理の規定のものは
定期的に行っているようで、報告書もあるようだ。
抜けているのは換気、排煙、非常用照明の点検。
非常用照明はすぐにわかる。
問題は換気、排煙だ。内容がぜんぜんわからない。しかも改修を繰り返していて
状況を解っているものがいない。

仕方が無いので、竣工時から現在までの建物の変遷を調べることから始める。
保存してある全ての書類を出してもらって、大きな会議室にズラーっと並べてもらった。

全長約20mくらいの書類の山が出てきた。
依頼主は保存しているだけで大変なので不要なものは捨てたいとの希望。
僕の判断不能なものは廃棄しても良いとのこと。
書類の端から必要なもの、不要と思われるものを区分けしていき、必要書類は3mくらいにした。
竣工時の設計図、施工図や大きな改修工事の図面が揃っているので、事務所に持ち帰り
図面を全てpdfにした。全てA1サイズなので持ち帰るだけで大変だった。

問題は換気、排煙設備。
まず、竣工段階の設備概要を押さえる。
系統図に施工図を睨みながら法的に重要な部分を色分け。
ダクトが蛇のようにうねり、空調、換気、排煙設備が書き込まれているので
施工図でルートを確認し、法的に重要なルートを色分けし理解に勤めた。
重要なポイントは防火関係だ。ダンパー類のチェック。
次に改修工事の設備図を睨みながら初期のものからの変更内容を書き込む。
以上で野帳が何となくできた。

報告するには具体的な検査が必要だ。
場合によってはビルの運営との絡みが出てくる。24時間動いているビルなので
一時的に稼動を止めるのはスケジュール的に無理。建築主に相談し、今回の報告は
一種の賭けにでることにし、来年度からスケジュールを組んで具体的に検査することにする。
次は、報告する僕が建物内容を説明できなければならないので、野帳を持って、現地で確認作業。
見えないところは無視する。全て目視判断で適正かどうかの判断をしていく。
基本的には状態よく使用されているので問題はない。一応、デジカメに状況を記録。
一部、非常用照明が点灯してない箇所があったので、機器交換をお願いする。

次は事務所で書類作成。
一部、ここに書けない書類を整備し、集中報告日にいざ、報告。
会場は結構人が来ている。番号札もらい、検査官の前にある控え席に座り、他の報告内容に
聞き耳を立てていると、相当に厳しい内容。見たところ相当に分厚い報告書になっているのに
グチグチと聞かれている。僕の報告書は数枚。こりゃ再報告か・・・と次の展開を予想してドキドキ。
僕の順番になり、・・・・・あっけなく数分で報告は終わった。
万歳!

建築主に報告すると、来年もその線でよろしく!とのこと。
来年はまじめに検査をしないと、僕の資格が剥奪される!とお願いした。
posted by らまんちゃん at 21:46| 大阪 ????| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする