朝寝坊していたら、電話でたたき起こされた。
電話の主は我が家のマンションのおじいさん。
朝刊の朝日に上町断層のことが一面のトップに出ている!という内容。
加速度が1614ガルという巨大地震を想定しているようなのだ。
当家は朝日ではないので・・・というと、早速コピーしてきてくれた。
内容は、かなりセンセーショナルなもののようだ。
ザーッと目を通し、タイトルはギョッとするけど、内容は今までの行政の発表と
変らないような気がする。
と、その旨を伝え、「今日は市役所に行くので聞いてきます」と答えた。
早速、市役所に行き、用事を済ませ、危機管理室に出向く。
市の職員は反応を予想していたのか、どうも待ち構えていたような気がする。
早速、朝日のコピーを持ってきてくれ説明を受ける。
僕の思った通り、今までの発表と内容は変らないようだ。
職員のしてやったりという表情と合わせて考えると、
突然の朝日の記事は何となく意図的なものを感じた。
再来週の日曜日にマンションの耐震診断の説明会を開催することになり、
その資料作成にこのところ忙しくしていた。
当初、プレゼンテーション風にパワーポイントでの説明を思っていたが、
紙で資料を配って欲しいとの要望でデータ作成が結構大変だった。
大まかな診断の流れは、もう一人の建築士に作成してもらう。
リアルなことは僕が担当。A3用紙2枚に纏めることにする。
一枚目は地震の説明。
危機管理室のHPに掲載されたものを中心にマンション近辺で予想される災害について
纏めた。ネットのデータを利用しようかと思ったが、どうも画像が良くない。
先日配布された大阪市の防災マップをスキャン拡大し、上町と東南海の震度想定地図を貼り付けた。
上町断層帯の地震予想では震度7近辺が予想されている。今日の朝日の通りだ。
上町断層のことは説明しておいたほうがいいと思い、正確な位置を示すために国土地理院の
断層地図を手に入れ、それもスキャンし、当マンションの位置や、めぼしい地名や通りを記入。
ついでに温泉業者のHPで手に入れた地層断面図も貼り付け。
余ったスペースに被害概要の表を貼り付け。
2枚目は地震と建物の関係について述べることにする。
理科年表に掲載されている各震度についての表に建築学会の、震度と地表面加速度の
表をエクセルで合体する。これで用紙の半分を占める。
さらに、我が家のマンションの階毎の加速度比較の関係を示す表を作った。
地表面加速度が建物に伝わって階にどうのような影響を及ぼすかという予想図だ。
色んな本を目にしたがこのような表はお目にかかっていない。僕のオリジナルだ。
単に、層せん断力分布を計算して、地表面加速度を1にした比較表にすぎないが
非常に解りやすいと僕は思っている。
今日の朝日の記事を援用すると、震度7に遭遇したとき、我が家の階は3500ガルという
想像を絶する加速度を体験することになる。重力の3.5倍。そんな表だ。
不安を煽るとボロクソに言われるかもしれない・・・・。
しかし、そこに政治的な意図を持ち出し、各人の安全についての認識をオブラートに包んで
発表する意味は感じられない。不安を煽るかもしれないが、まず、各人がそれを受け止め
何を選択するか、そして、どのように知恵を出すのかが大切なことだと思う。
以上2枚のデータで35MBほどになった。マンションの委員にメールで分割送付したが
受け取れない!人が続出。仕方が無いのでカラープリントで渡す。
今日の唐突な朝日の記事の意図は?
それこそ、政治的な意図を感じてしまう。
総論的な不安扇動。各論的には何も解らない。
これがマスメディアの限界なのだろう。
posted by らまんちゃん at 19:25| 大阪 |
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