2006年03月11日

Less is More

建築家ミース・ファン・デル・ローエの有名な言葉。
非常に含蓄のある言葉だ。

現在100平米くらいの小さな住宅を考えている。
もう、10案くらい作成したと思う。
盛り込めるものは一杯に盛り込む。
もう溢れてしまって収拾がつかない。
そこから機能をを複合化させたり、形状を抽象化させたり
どんどんと殺ぎ落として一つの案を作る。

しばらくして、フッと頭の中に過るものがある。
また、付加し混乱して、新たな案の作成に向かう。
その繰り返しである。最後は結局、元へ戻ったりもする。
しかし、戻ったものは元の案とは似ていても豊かさが
付加されているように思える。

以前していた焼き物の世界にも同じようなものを感じる。
目の前の粘土を何気なく捻り、何かの形を作る。
それを眺めて、削りだす。どんどんと削る。
削っているときは無限の宇宙があるような錯覚を感じる。
あるところで、けりを付け焼きに出す。
高温で焼成された焼き物は、また違ったものとして出現する。

設計という作業は、何かを待っているように思う。
手を動かし続けなくては、何もやってこないように思う。
恣意的なものは必ず破綻する。
待つのみである。
その過程はひょっとしたら麻薬に似ているのかもしれない。
posted by らまんちゃん at 14:02| 大阪 ????| Comment(1) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
”創造”とか、”創造性”とか、まったく無縁の世界で生きてきて..、製造なら少しはわかるんですが。自分の中に”創造性”は皆無に近いと思っています。
しかし、あえて、自分の中で”創造”という言葉を探すなら、生きかたかなと。どう生きてこようと、今に至ったでしょうね。
ただ、現在も創造の過程と思いたいです。それが、轆轤の上か、窯の中なのか。
Posted by まあ坊 at 2006年03月12日 20:43
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