補足的に再度。
元建築主の不動産屋のお願い電話がしつこいので、構造設計監理体制に
係わったもののプロフィールをFaxした。
僕の怒りは、一般的に理解できないものかもしれない。
構造担当者は、現在、構造偽造対策に導入検討されている「構造士」の資格を
有している。現場では当社と構造士の2人三脚で全ての鉄筋、型枠、コンクリート
をチェックし、問題があれば、コンクリート打設を延期してもらっても手直しを
徹底して来た。工期が厳しい中でのその際の現場との軋轢は相当にあった。
その際に建築主の言動に抱いた不信感はやりようのないものがあった。
そのような建築主の立場では監理者として責任を果たせないので辞任したい
旨を何度も申し出た。返答はお金を扱う業界の慣わしと思える信じられない
ものだった。(思い出しても頭が沸騰する)
そんな中で忸怩たる思いで完了した建物である。
庶民が家を持ちたいという欲求に対して、不動産屋が金融と一体になって
「開発」というビジネスとしてしか、ほぼ所有できないのが世の中だ。
親からの遺産としての土地を譲り受けれる人は、殆ど限られている。
庶民が購入できる土地は非常に限られ、建築条件に縛られ、住宅に対して自らの
想いが遂げられないのである。
その結果、庶民は欠陥だらけの建売住宅や張りぼてマンションしか所有できない
のが日本の状況だ。しかもローンが終わったら資産価値はゼロ以下。
不動産屋と金融が手を組み、政府が後押しした結果が今回のマンション偽造事件
の本質だ。もう退出していただくしかない。
P.S.
Faxを送ったことに対して「着いた」とも、「ありがとう」の連絡もない。
まあ、期待もしなかったが、その程度の輩ということなのだ。
もう、付き合わん!

