2008年05月01日

トラブル相談

一昨日28日(月)の深夜に友人がトラブルになったので相談に乗って欲しいと連絡があった。
内容は大手運送業者が書類を無くしたとのこと。
書類の内容は個人情報のデータ約300人分だ。
そのデータ処理をして、納品を30日(水)にしなくてはならないとのこと。
発覚は納品データ(約4500人分)をチェックしていたら数量が少ないので解ったようだ。
それを発見したのが28日の夕方。入力は外注業者に依頼していたので、確認したところ、ある一日分のデータが届いてなかったようだ。
データは各市町村でデータを抽出し、それを毎日宅配便で送っていた。
それがある日だけの分が不達なのだ。
まずいことに、外注業者に直接送付しているので、届いたことを確認できていなかったとのこと。
その不足分を再抽出するのは、制度上ほぼ無理のようだ。
データ紛失が発覚したら指名停止は確実だと思うとのこと。
友人の会社は殆どが行政相手の仕事なので、ある所で指名停止になったら他の行政でも
入札資格条件を満たせないので業務は暫く停止しなければならなくなるようだ。
会社の存続も危ぶまれる。
対応策として、名簿業者から購入することは可能なようだ。
それで、30日をクリアーして納品すべきかどうかを意見を聞きたいとのこと。

運送業者はどう言ってるのか?と聞くと、運送業者の受付から既に4日たっているので通常では
ありえないとのことだ。品物はバーコード管理されていて、現在位置を確認できるシステムになっているようだが、システム上ではその地域の集配センターへ届いていない状態になっているようだ。
至急捜索するとの返事のようだが、聞いていると配送業者の危機感が感じられない。
その受け付けた集配所に今からでも行って、大変なことが起こっていることを強く認識させないと
本気に探すかどうか疑わしく思えた。それで、夜中に3時間ほどかけて走ったようだ。

昨日(29日)また連絡があった。
受付から集配までのルートを再確認したが、見当たらないとのこと。
貼付した伝票が破れて不明なものが2通ほどあったが、それではないとのこと。
システム上のミスかもしれないので大阪に間違って送られ、伝票が破れている可能性もあるので
こちらの集配所に行ってみたようだが、やはり見当たらない。
大阪での集配所の管理は一見して地方とは雲泥の差で、印象では明らかに受け付けた地方都市だと確信できるという。
対応策を今日中に判断したいとのこと。
急いで友人の会社に向かう。主要なスタッフが集まっていた。

色んな可能性を協議する。
まず、行政に報告すべきかどうか?
報告すると指名停止は免れないだろうの予測。
名簿の購入は何とかなりそうだとの報告がある。
名簿の盗難にあったとしたら、名簿が売り飛ばされるだけで、表には出てこないだろうとの予想。
個人情報の保険に入っているので、情報流出による損害に対しては金銭的には何とか対応できるだろうという予想。
最悪の場合は記載された本人や知人が知り、行政にねじ込んだ場合。秘匿していた場合非常にまずいことになる。どうしてデータを作成したか問われる。・・・・・・
時間が過ぎていくので明日へ向けての焦りが全員にうかがえる。
秘匿して、業務を完了するのが社会人として責任を全うするのがベターな方策のように思えてきた。行政はおそらく抽出データのチェックはしないだろうという経験上の予想が決め手だった。一応、その線で名簿業者とのコンタクトを急ぐ。暫くして担当者から必要な条件のデータは集まりそうだとの報告。明日の午前中になんとかするという返答のようだ。一応、何があるのか解らないので会社名は伏せ、偽名で申し込み手続きをすすめてもらうことにする。
しかし、何か気持ちの一部に「やばい」と思えてくる。判断できる材料が僕にはあまりにも少なすぎる。友人はパニクッていてて判断できない状態だ。各人の意見に一喜一憂しているだけだ。

知り合いの弁護士に相談してみようと思い、数人に連絡を取ってみる。一人と何とか連絡が取れた。電話で概略を話す。名簿屋の話をすると、それは闇の業者ではないかと問われる。
担当者に聞いて見ると、闇とのこと。それはまずいから絶対やめろとのこと。今から相談にのるから事務所に来いとのこと。
友人を連れ立って弁護士事務所に行く。3時間ほど協議。
弁護士からは勇気を出して行政に報告するのがベストだと説得される。変に名簿購入によるデータの偽造をしたら、個人情報保護法違反として、紛失の責任及び違反データの購入という二重の違反の上、詐欺罪にまで問われるとのこと。購入したデータの信憑性も疑われる。しかも、名簿販売業者が挙げたれたら芋ずる式に購入者が割り出される可能性もある。そんなことになったら、いずれにしても再起不能だ。「勇気をだそうよ!」との言葉で弁護士事務所を後にする。

帰路、友人の表情からは迷っているのが手に取るように解る。
再度、事務所に戻り、スタッフを交えての再会議。
名簿購入は後はお金を振り込んだら良いようになっている。連絡のFAXはコンビにからしたとのこと。連絡先は古い携帯電話を使用したとのこと。芋づる式からすると、この点が不安要素。
再度案を行ったりきたり、購入データの信憑性を確認する方法とかも検討する。明日、早朝からスタッフの人海戦術で表札とデータの確認やデータの収集をしたらどうか・・・・住宅地図の手配をどうするか?・・・・僕を残してスタッフの確保の為に召集の連絡が始まる。・・・・etc。
もう混乱状態の極みだ。時間は既に日が変わりそうだ。
タバコを切らしたので、近くのコンピニに行き、外部階段で一服し、今日の出来事を思い出す。

友人に聞いてみた。この仕事の報酬はいくらなのか?○百万円とのこと。
その金額を諦められないのか?
現在不足データは全部の1割程度。残りのデータを持って、明日一番に担当課に行って、ここまで完了していますが、これこれの事情で不足データが出てしまったことを正直に言って、抽出データの再発行をしてもらったら即日納品いたします。納期違反、データの不明等の失態を行っているので、報酬、その他の対応についてはご指示に従います。と言ったらどうかと提案した。このままでは嘘をさらに塗り固め、皆が不毛なことに右往左往させられるだけではないのか?明日はクリアーされるかもしれないけど、数千万の仕事ならその価値があるかもしれないが、以降、ズーっと冷や冷やしながら時間をすごさなければならないとしたら、あまりにも冒険する価値がないのでは・・・・諦めることが一番リスクが小さいように思うと。

・・・・・・ちょっと考えさせてくれ、と彼は席を外した。
しばらくして、戻ってきて、「わかったそうする」との返事。
明日の注意事項を皆でまとめ、一応、僕の役目は終わったので帰宅した。

今日、朝から彼からの連絡を待った。ようやく、お昼前に連絡が入る。
一応、事情説明し、上層部の人のところまで行ったそうだ。
運送業者にはいつまで探すのか結論を出させて欲しいとの指示を受けたそうだ。
一応、業務は続行してくれとのこと。結構、声が明るかった。
しかし、夕方再度連絡が入って、先方から最悪の状態の時のことを協議したいとのことで、プレス発表まで視野に入れている様子だとのこと。今後の展開に不安そうだった。
正しい方向でことを進めているのだから、迷うことはないのでは?と慰める。
彼も、自分は終わっても、スタッフにはいいものが残せたと思うと、気丈に答えてくれた。

さきほど、彼から連絡が入る。また事態が変わったのかと思うと。
今から遊びにいけへんか?とのお誘い。
ストレス満杯で酒池肉林に溺れたいのは解るが・・・
あほ!はよ寝え!と断る。
posted by らまんちゃん at 02:39| 大阪 ????| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
エントリーからは、運送屋を通じて届けられるデータの明細が、事前に、外注業者に、行っていないかったと読めるのですが、読み間違いでしょうか?

もし、読み間違いでないとすると、俄かには、信じられないんですが、、、

外注先も仕事の組み立てが出来ないとおもうんですけどねえ。
Posted by まあ坊 at 2008年05月01日 13:25
詳細はわかりませんが、おそらく送付されたことは外注業者には伝わってなかったと思われます。

データ抽出→データ送付を現地で日々繰り返し、外注業者は送付されたデータ入力をしていたのだと思います。

宅配便は安全だとの思い込みが今回の最大のミスです。例えば、中国に送る場合は「宅配受付=外注先へ送付物が届く」この系が不安であるという心構えはあると思うのですが、日本で不安だとは夢にも思わなかったという日本の安全神話が揺らいでいることの証でもあるように思います。また、送付したものが高価なものなら確認作業もあったと思います。日々の作業による慣例化が書類の軽視があったのも危機管理ができていないといえるでしょうね。わが身を振り返れば、恐ろしくもあります。毎度ながら日常性は惰性を生むというのは肝に銘じておかなくてはなりません。
一期一会です。


Posted by ら・まんちゃん at 2008年05月01日 14:08
このような場合、(非常に迷う事態)では、私は単純明快が一番だといつも思っています。
世の中をあまり知らないせいかもしれませんが、あまり、策をろうして、その場の利を求めるより、真っ正直に対処する方が色んな人間を見味方に付けられるというのが少ない経験の中から導き出した結論です。
策をろうするとどこかで破綻をきたすし、後まで引きずり精神状態にもよくありません。

ところで、宅配には郵便のような配達証明というのは無いのでしょうか。
少なくとも、第三者には最善の方法をとったという証明にはなるのでは。



Posted by しゅんぱく at 2008年05月02日 00:57
実は、私の勤めていた会社で、私が入社する前、確認申請書を偽装した事件がありました。
確認が工事着工までに完了しなかったので、設計担当者が建築主事のハンコを偽装して、確認がおりたように施主に報告したようです。
設計担当者は、着工の遅れによるペナルティーと自分の責任を避ける為にとった策だったのですが、それが周辺住民の通報により、行政庁に知れてしまい、事態はより深刻になりました。
施主は日本でも屈指の会社で、そのネームバリューでどうにか穏便に済ませようと会社はしたようですが、行政庁の主事はそれにも立腹し、一歩も下がらず、さらに大騒ぎとなり、結局は、会社は施主の会社への出入り禁止となってしまいました。
当時、施主の会社への売り上げが殆どだったので大きな損失となったようです。

設計担当者は、自殺するのではないかというみんなの心配を他所に、「最善の方法をとった結果だ」とケロッとしていたそうです。

ワシントンの桜の木の話をおもいだしました・・・





Posted by しゅんぱく at 2008年05月02日 01:38
宅配便では配達証明はないようです。
メール便はあて先不明の場合、送付者に戻ってくるという選択肢があるようですが、現在位置確認ができないというデメリットがあるようです。宅配便はコストが高いですが、現在位置確認ができるというメリットがあるとのこと。
相談した弁護士事務所では一切の郵送物は配達証明もしくは書留で送っているようです。
以前、当社で東京の企業の仕事をしたときは、航空便で送るように言われたことがあります。信頼性の問題だったようです。
今回のトラブルはコンプライアンス、個人情報保護法、運送と色々と考えさせてくれます。
Posted by ら・まんちゃん at 2008年05月02日 10:48
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